衣食住農 「自家製」生活

四季を通して「つくる」暮らし

らっきょう

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家庭菜園の良いところは

どうやってできた作物なのか

自分がよく知っていることです。

もちろん、採れたては美味しいという理由もありますが、

安心して食べられるということは

とても大事だと思うのです。

 

しかも種から自分で採取したものを使えばより安心安全。

そうやって出来る限り

農作物の一生とお付き合いすることにしています。

 

 

らっきょうは9月に植え付け、翌年の6月に収穫。

特に害虫や病気などの心配はありません。

痩せた土地でも育ちます。

ただ、日当たりは良いところがいいでしょう。

春は雑草をこまめに抜いて

根元を風通し良くしておきます。

 

収穫分から大きな粒を植え付け用に乾燥保存して、

種球としてまた9月に植え付けます。

これをぐるぐる繰り返しています。

 

種球を1球植えると5〜7球くらいに育つので、

収穫量から逆算して

毎年種球を20球残すことにしています。

それで食用にする分がだいたい1.5キロくらいになります。

 

 

 

ドライミント

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春にいっせいに新芽を伸ばしたペパーミントが

こんもりと茂ってきました。

 

 

伸びすぎた芽を短く切り戻し、

風通しをよくしておきます。

ミントはちょっと放置すると増殖し

ハーブガーデンが乗っ取られるので、

まめに切り戻しを行います。

 

ミントは切ったところから分岐して

再び新芽が伸びるので、

後に茂らせたいところをカットしていくと

良い形に仕上がります。

 

カットした芽の葉だけ摘み取り、

よく水洗いしてから乾燥させます。

風が強いと葉が飛ばされてしまうので、

乾燥ネット内に入れると安心です。

2〜3日でカラカラに乾燥したら

瓶に入れて保存します。

 

そのままミントティーにしたり、

粉砕してお菓子作りにも使えます。

  

摘み取り作業はぜひ室内で。

お部屋が爽やかなミントの香りでいっぱいになります。

アロマいらずですよ。

 

 

エンドウ

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雨が降って1日畑に出ない日があると、

なぜか翌日にはグーンと育っているように感じます。

こんなに大きかったっけ?

いつも不思議に思います。

 

ただいま収穫のピークを迎えているエンドウ。

私は実が充実したスナックエンドウが好きですが

まだやわらかいサヤエンドウも収穫しちゃいます。

だからグリンピースにはお目にかかれません。

きっと採れたてグリンピースも美味しいのでしょうね。

 

エンドウの後半はうどんこ病が発生するので、

つるが込み合わないように風通し良くしておくと

収穫が長く楽しめます。

また、エンドウは連作障害が出るので、

作付けマップにはエンドウの位置を

しっかりメモをしておきます。

 

アスパラ

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久々のブログ更新となってしまいました。

 

この春は在宅時間のほとんどを庭仕事に費やし、

お庭をもっと使いやすく改装しました。

庭木の剪定と春夏野菜の準備、ハーブ株の整理やら

観葉植物のお手入れと配置換え、

敷地の雑草抜きと縁側の修理まで。

 

随分と変化を遂げた我が家の庭に

今年も忘れずに顔を出したのが、これ。

春といえば、アスパラ。

 

正直言うと、以前はアスパラって全く好きではありませんでした。

苦くて、固くて、筋っぽい。

 

でも採れたて新鮮アスパラを食べたら驚きです。

甘くて、柔らかくて、筋っぽさなし!

お店で売ってるアスパラと全然違います。

 

春になるとニョキニョキ出てくるのが

お庭のニョロニョロみたいで可愛いですよ。

もしお庭の菜園にスペースが余っていたら

アスパラをおすすめします。

 

▪️アスパラの育て方▪️

種から育てるには時間がかかるので、苗を購入するのが収穫への早道です。

秋に深く耕した土に苗を植え付けます。

(苗っていうより根っこです)

アスパラの根は深く伸びるので、地植えが適しています。

 

春になると芽が出てきますので、

20センチくらいに伸びたものを順次収穫します。

 

3週間くらい収穫を続けたら、後の芽はそのまま伸ばして成長させます。

乾燥に強く病害虫もほとんどありませんので、

私のほったらかし農法でも元気に育っています。

スモークチーズ

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近所のスーパーにひとっ走り、チーズを買ってきました。

 

今日は大きめチーズを準備して

庭にスモーカーをセッティング。

ほんのり軽く色づくほどに

さくらのチップで20分スモーク。

 

チーズは高温だと溶けてしまうので低温を保ちます。

色はほんのりでも香りはしっかり残ります。

 

 ■スモークチーズの作り方■

雪印ファミリアチーズ

さくらのチップ

スモーカー(中華鍋でも可)

 

 

1、チーズを取り出し切らずにアルミホイルの上に乗せる。

2、炭を少量点火してスモーカーの底に置く。

3、その上段網にアルミホイルにのせたさくらチップを置き、

  最上段にアルミごとチーズをセットする。

4、蓋を閉め20分。温度が上がりすぎないように、時々蓋を開けて調整する。

5、お好みの色づき具合になったら取り出し、2〜3時間乾燥させる。

 

軽く色づきさせる程度だと15〜20分、

しっかり燻製色に仕上げたいときは60分くらいです。

ただし、スモーカーや鍋のサイズによります。

小さい鍋だと早くできます。

 

すりだね

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ラー油づくりで七味唐辛子が余ってしまい、

そこでもうひとつ辛い調味料をつくります。

 

富士吉田の吉田うどんに欠かせない

すりだねと呼ばれる辛〜い調味料。

これは吉田うどんはもちろんのこと、

鍋でも丼でもなんでも合う

素晴らしい万能調味料です!

 

現地のうどん屋さんには手作りのすりだねが

お土産として売られています。

各店レシピが違うので味はそれぞれ。

お気に入りを探してみるのが楽しいですよ。

 

ただ今美味しいすりだねレシピの研究中…

まだまだ納得の味ではないので

材料バランスは未確定です😓

激うまレシピありましたら教えてください。

 

▪️すりだねのつくりかた▪️

七味唐辛子、ごま油、黒ゴマ、鰹節粉末、山椒粉末をフライパンでしっとりするくらいに軽く炒める。

 

ラー油

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夕飯で麻婆豆腐を作ったら

ちょうどラー油がなくなりました。

 

また新たに瓶入りのラー油を買うのも

容器が無駄になるので

自家製ラー油を作りましょう。

 

自家製ラー油は香ばしく、

自分好みの辛さに調整できるのでオススメします。

激辛派の私はレシピより鷹の爪を増量しています。

 

▪️ラー油のつくり方▪️

ごま油 100cc

鷹の爪 5本

七味唐辛子 20g

長ネギの先 1本分

にんにく 1片

 

1、種をとった鷹の爪と七味唐辛子を耐熱容器に入れる。

2、長ネギとにんにくをみじん切りにする。

3、フライパンに半分のごま油を入れ、長ネギとにんにくをきつめ色になるまで炒める。

4、こんがりしてきたら容器に入れる。

5、強火で残りのごま油を熱し、煙が上がるほどになったら容器に注ぐ。

6、冷めたら漉して保存容器に移す。

 

私は辛く仕上げるため、

濾さないで調味料ごと保存容器に入れています。

調理中は刺激の強い煙が上がるので、

換気をよくしてくださいね。

 

マスク

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今年はもう花粉が飛んでいますね。

早いけど少ない…とのことですが、

決して油断はできません。

目下の大問題はマスクです。

どこにも売ってないですからね。

 

家にあったダブルガーゼ生地を

引っ張り出してきて、

つくれるだけつくりました。

鼻の部分にはワイヤーを入れ込み

フィット感を上げています。

 

手芸屋さんからいただいた

マスクの型紙を使用しました。

立体マスクはプリーツタイプより簡単!

 

洗濯して繰り返し使うことで

ゴミが出ないのが嬉しいです。

 

イチゴジャム

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たまたまお店の見切り品コーナーで

セールいちごを2パック見つけました。

迷わずゲットです。

見切り品コーナーでは残るとそのまま廃棄になるので、

積極的に買って食べることにしています。

 

確かにすぐ食べなくてはいけない頃合いなので

数粒はそのままいただき

残りは全部ジャムに。

 

鍋のかき混ぜ作業を娘に担当してもらいました。

台所に立つ楽しみと

おいしいものができたときの喜びが2倍になります。

 

私はいちごの形がゴロゴロ残るタイプが好きなので、

煮詰める時間は30分くらいです。

 

▪️いちごジャムの作り方▪️

いちご 2パック

砂糖 いちごの重さの半分(お好みで調整)

レモン汁 少々

 

1、いちごは洗ってヘタを取る。

2、鍋に十分に水を切ったいちごを入れ砂糖をまぶし1時間放置。

3、いちごから汁が出てきたら火にかける。

4、焦げないように注意しながら竹ヘラで混ぜアクを取る。

5、とろりとしてきたらレモン汁を加え出来上がり。

6、熱いまま煮沸消毒した瓶に入れ蓋をして裏返す。

7、冷めてから冷蔵庫で保存。

 

乾燥しょうが

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しょうがを使い切れないときは、

乾燥して保存しています。

 

しょうがを洗って、1ミリスライスして、ザルに並べて干すだけ。

晴れた日なら2日でカラカラになります。

 

マイボトルに紅茶を入れる日は

一緒に乾燥しょうがを2〜3カケ入れます。

あとで飲むとピリッと辛いジンジャーティーになっています。

 

煮魚やシチューにもそのまま入れて使えますよ。

この時期、体をポカポカにしてくれる頼れる奴です。

 

白みそ

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手作り調味料の中でつくって一番良かったと思うものは間違いなく味噌です。

そのあまりのおいしさに今までの市販品は買えなくなってしまいました。

それほどまでに美味しく、しかもきっと思っている以上に簡単なのです。

 

私はいつも2月に大豆2キロ分を仕込みます。

そしてこれを4〜5月頃から食べ始めます。

春はまだ若い味噌を味わい、

夏にはしっかり熟成した味噌の味を。

少しずつ変化していく過程も楽しみます。

 

私が主につくっているのは、

米麹を2倍にして作る贅沢な白味噌です。

これがなんとも言えない甘みのある味噌で、

おいしさ100倍!!なのです。

 

◾︎白みそのつくり方◾︎   〜圧力鍋を利用します〜

大豆 1キロ

米麹 2キロ

塩 400g

 

1、大豆を水でよく洗い、泡立ちがなくなるようすすぐ。

2、麹と塩を大きなボールでよく混ぜ合わせる。

3、圧力鍋で大豆を指で潰せるほど柔らかくなるまで煮る。

4、鍋から大豆をあげ、煮終わった大豆をつぶす。(煮汁は捨てないでね)

5、大豆の煮汁を加えながら2の麹と混ぜ、耳たぶくらいの柔らかさにする。

6、消毒した漬け込み容器に空気が入らないよう詰め込み、重石をして冷暗所で保管する。

 

大豆を圧力鍋で煮る時間は鍋によりますが、

私は5Lの鍋で大豆を2回に分けて煮、

煮る時間は火を入れてから20分です。

(ピストンが上がるまで約7分、そこから弱火でトータル20分)

 

夏になると一気に発酵が進んでしまうので、暑くなる前に冷蔵保存しています。

 

バター

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自家製バターの塩はアンデスの紅塩。

まろやかな塩味になります。

かるくトーストしたパンに塗って

贅沢にバターをいただきます。

 

◾︎バターのつくり方◾︎

乳脂肪率45%以上の動物性生クリーム 200ml

塩 小さじ1(よく混ぜながら味見して調整)

 

1、よく冷えた生クリームを密閉できる容器に入れて思い切り上下に振る。

2、脂肪分と乳清が分離してかたまりができたら、

保存容器に移しこねながら塩を混ぜる。

 

 

残った乳清は捨てないで。

はちみつと混ぜてホエイドリンクにしたり、

カレーやシチューに入れて使います。

 

黒ニンニク

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初めて食べた時、あまりの美味しさに衝撃を受けました。

もはやニンニクの面影なく、トロリと甘いドライフルーツ。

そのまま食べても○料理にも○、ニンニク臭さもありません。

病みつきになりますよ〜。

 

▪️黒ニンニクの作り方▪️

国産黒ニンニク 中〜大サイズ

さらし布 炊飯器サイズの袋状に縫うと便利

炊飯器 匂いがつくので黒ニンニク専用で

 

1、炊飯器の底に竹網をひく。

2、布袋にニンニクを隙間なく詰め、炊飯器に入れる。

3、炊飯器の保温スイッチを入れる。

4、1日1回ニンニクの場所を上下左右変える。

5、2週間くらいでニンニクが黒くなっていたら出来上がり。

 

制作中は匂いが発生するので、炊飯器は雨に当たらない屋外に設置をお勧めします。

炊飯器のサイズによって出来上がりまでの時間が違うので、2週間を目安に状態を確認してください。

出来上がったらガラス瓶などに入れ常温保存です。

美味しいけど食べ過ぎにはくれぐれもご注意を〜!

 

キムチ

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市販の甘いキムチは全く好きではありません。

自家製は味も辛さも自由自在なのがいい。

私は本格的に辛くします。

 

先日作っておいた唐辛子の粉を使って

次はキムチをつくります。

 

▪️キムチのつくりかた▪️

白菜 1株

塩 白菜の4%

ーキムチの具ー

唐辛子 大さじ10  お好みで加減します

いか塩辛 200g  みじん切り

アミ塩辛 50g

長ネギ 1本  斜め細切り

ニラ 1/2束  4センチ幅で切る

生姜 20g  すりおろす

ニンニク 5片  すりおろす

リンゴ 1/2個  すりおろす

昆布茶 大さじ1/2

砂糖 大さじ1

煮干 50g  水150ccで半量に煮詰める

白玉粉 60g  水に溶かし粥状に煮る

 

1、白菜の根元から切れ目を入れ4等分にする。

2、根元には多めにして白菜全体に塩をふる。

3、容器に交互に詰め重石をおき、3時間してから上下を入れ替えさらに半日おく。

4、白菜をよく洗いしっかりしぼる。

5、キムチの具を全部混ぜる。

6、葉の間に具をはさみながら容器に詰める。

7、寒い場所で5日くらいして出来上がり。

※冷蔵庫でもOKです。

 

私は5日も待てず、翌日くらいから食べちゃいます。味の変化をみながら毎日食べていたら、つい止まらなくなって5日前に無くなってしまうということも…😅

 

こんにゃく

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畑に埋めておいたこんにゃく芋を掘り上げました。

 

寒い日は茹で料理で部屋を暖めつつ、

おでんや豚汁と冬は何かと出番が多いこんにゃくをつくります。

 

▪️こんにゃくのつくりかた▪️

材料

こんにゃく芋1つ

凝固剤(水酸化カルシウム

 

1、ゴム手袋をしてこんにゃくの皮をむく。

※茹で上がる工程まで手袋はつけておく。

2、皮をむいたこんにゃく500gを3センチ角の大きさに切る。

3、ミキサーに50度のお湯1650ccと芋を入れ、約1分回す。

4、ボウルに移し40分放置する。

5、カップに100ccの水と凝固剤4gを混ぜておく。

6、4を力を入れてねっとりするまで約10分練る。

7、さらに5を入れてこんにゃくがまとまってくる様力強く約1分練る。

8、バットに移し、手で押すようにして空気を抜く。平になったら水で濡らした手で表面を整える。

9、20分放置後、沸騰したお湯で30分茹でる。

10、茹で上がったら火を止め、そのままの状態で熟成させる。

 

※冷めた茹で汁ごと保存容器に移し、冷蔵庫で10日程度保存できます。この分量で市販のこんにゃく8枚分くらい出来上がりますよ。

 

力強く練り、茹でた後しっかり時間をおくと、弾力のあるこんにゃくになって美味しいです。作った当日より翌日の方が美味しいと思います。

凝固剤はネットで買っています。

詳しい作り方と凝固剤の購入先はこちらです。

https://www.zeitaku.jp/connyaku/make/how_make1.htm